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デッドスペースが「畑」になる――菌床椎茸栽培について
0. はじめに
物件には必ず「死に地(デッドスペース)」があります。たとえば家裏謎のスペース、店のバックヤードの無駄スペース、日の当たらないスペース。そんな空間を、収益を生む“畑”に変える方法があるのをご存じですか?それが、菌床椎茸栽培です。
建築基準法の建ぺい率や、民法第234条による**境界線からの距離制限(50cm以上)**など、**制度的に生み出された「空き」**除く
1. なぜ「椎茸」なのか?
椎茸には、他の野菜にはない、3つの優れた特性があります:
1-1. 干すだけで「旨味」と「価格」が倍増
旨味成分グアニル酸が乾燥によって濃縮され、料理の格が上がります。
1-2. 保存が効くからロスが出ない
乾燥→真空させれば冷暗所で数ヶ月保管可能。在庫リスクも激減します。
1-3. 干すだけで単価が高くなる
わずかな量でも高付加価値の具材・出汁素材として機能し、原価率を圧縮。
2. 飲食店の3つの構造的課題
2-1. 食材価格の高騰(値上げ継続的)
2-2. 廃棄コストの増大
2-3. 持続可能性(環境・倫理)への対応
これら三重苦に対し、菌床椎茸は店内で、今すぐ、安く対処できるという点で抜群の戦略性を持っています。
3. 菌床椎茸栽培の強み
特徴
●陽当たり不要
●倉庫・物置・店舗裏がむしろ最適環境
●とりあえずスペースがあればなんとかなる
●DIYで始められる
廃材棚・段ボールに菌床入れるでもOK
●許認可不要
農地法・製造許可なしで即スタート可
●合法かつ初期投資ゼロに近い
菌床は1体数百円。干し網(業務用は高額)さえあればOK
●高利益化が可能
干すだけで旨味・保存性・単価が向上
4. 当店の実践例(4年目)
店舗裏スペースにDIY棚を増設し続け、今年秋から菌床200体を常設予定
暗室(日陰)で育てるので、育成に天候に左右されないが、乾燥干し工程には影響を受ける
なるべく大きい干し網を使用すると乾燥工程がスムーズになる
収穫即乾燥 → 出汁として使用。具材としてゴーストレストランで使用
余剰(乾燥工程が滞る場合)椎茸はメルカリ販売 → 売上ポイントを備品に転換
使用済み菌床はコンポスト化し、畑の肥料に
許可・外注ゼロ、すべて店内で循環完結
「菌床→椎茸→料理→廃菌床→畑」
小さな循環が、利益を生む。
📰
タクシー会社の倒産危機救う「キクラゲ栽培」の事例→
https://youtu.be/s87H_pM_gyw?si=9m5KbcOVY4ErFA3m
6. この循環が生む「3つの価値」
6-1. 資源の再発見
「デッドスペース」が収益源となる。
6-2. 食材の自給化
輸送・仕入れリスクがゼロに近づく。
6-3. 循環型経営の実現
店内で完結するミニマルな資源循環が構築可能に。
7. 結論:菌床椎茸は、店裏から打つ小さな一手。ただの食材じゃない。
干すだけで旨味も価値も倍増。
陽が当たらない場所こそ、利益を生む「デッドスペースが畑」になる。
業務用の干し網と食器洗浄機のラックを干し網に転換したもの
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