はじめに──なぜ20年、「自家製麺」「カスラーメン」なのか



「カスラーメン」「あぶらかすラーメン」。
この言葉を検索してこの記事にたどり着いたなら、かなりのラーメン好きか、あるいは西日本のソウルフードを探している方かもしれません。
結論からお伝えします。
東北で、そして仙台で、本格的な「カスラーメン」を提供し続けている店は、カスラーメン自家製麺キリンジだけです。
しかし、私たちが提供しているのは単なる珍しいラーメンではありません。
そこには、原価高騰という厳しい時代を生き抜くための経営戦略と、20年近く積み上げてきた挑戦の歴史があります。
「あぶらかす」とは何か?──知る人ぞ知る旨味の塊

「カス」という言葉から、天かすや残り物を想像する方もいるかもしれません。
しかし、あぶらかすは全く別の食材です。
あぶらかすとは、牛の小腸をじっくりと時間をかけて揚げ、水分と余分な脂を飛ばし、旨味だけを極限まで凝縮させたもの。
発祥は大阪府南河内地方。
本来は「捨てる部分」とされていたホルモンを、先人たちの知恵と工夫によって食材へと昇華させた、歴史あるソウルフードです。
生の小腸10kgから作れるあぶらかすは、わずか1kg程度。
その希少性と圧倒的な旨味こそが、多くの人を魅了する理由です。
なぜ仙台で「カスラーメン」なのか

西日本ではスーパーでも見かけるあぶらかすですが、東北ではほとんど流通していません。
だからこそ、私たちはこの味を仙台で届けることにこだわり続けています。
当店のカスラーメンは、単にあぶらかすを乗せただけのラーメンではありません。
自家製の極太麺


毎日粉から打ち上げる自家製麺。
ワシワシとした食感と小麦の香りを最大限に引き出した極太麺です。
力強い濃厚スープ
極太麺に負けない濃厚なスープ。
そこへあぶらかすの旨味が溶け込み、独特のコクを生み出します。
圧倒的な一体感
黄金色の脂がスープへ溶け出し、麺へと絡みつく。
その瞬間こそが、カスラーメン最大の魅力です。
この三位一体によって、キリンジでしか味わえない一杯が完成します。
ラーメン店の原価率はどれくらいなのか?

飲食店の一般的な原価率は30%前後といわれています。
しかしラーメン店は事情が異なります。
豚骨、鶏ガラ、魚介など、スープの仕込みに大きなコストがかかるため、原価率が35〜40%に達することも珍しくありません。
原材料価格が上がり続ける現在、ただ美味しいラーメンを作るだけでは店は生き残れません。
重要なのは、
「品質を落とさずに原価をコントロールすること」
です。
原価を抑える最大の武器「自家製麺」

私たちが創業以来こだわってきたもの。
それが自家製麺です。
製麺所から麺を仕入れる場合、どうしても外注コストが上乗せされます。
一方、自家製麺であれば、主なコストは小麦粉、水、かんすいなどの原材料費のみ。
麺原価を大きく抑えられるだけでなく、
「ここにしかない麺」
という強力なブランドになります。
ラーメン店にとって、自家製麺は単なるコスト削減ではありません。
利益率と独自性を同時に高める経営戦略なのです。
物価高騰時代を生き抜く「白兵戦」
インフレ。
原材料高騰。
円安。
飲食店にとって厳しい時代が続いています。
しかし、私たちはただ待つつもりはありません。
待っていても原価は下がらない。だから、原価そのものを作り変える。
これが創業以来、私たちが貫いてきた考え方です。
大資本が設備投資とスケールメリットで勝負してくる時代。
個人店に残された道は、創意工夫による「白兵戦」だと考えています。

原価を作り変えるための挑戦
超絶シンプル「冷やし釜玉」
麺、鰹タレ、生卵。
最小限の構成だからこそ、自家製麺の魅力が際立ちます。
リーズナブルな価格でありながら、高い満足度を目指した一杯です。
AI技術の積極活用
生成AIを活用し、
- ブログ記事作成
- SNS運営
- キャッチコピー制作
- サイト更新
などの業務を効率化しています。
さらに「RAMEN_PROMPT」という、ラーメン画像をAIアートへ変換する独自の取り組みも行っています。

テイクアウトとデリバリーの強化
持ち帰りあぶらかすの販売。
各種デリバリーサービスへの対応。
店舗の外でもキリンジの味を楽しめる環境を整えています。

自家製麺キリンジは「ラーメンの実験室」
私たちは単にラーメンを提供しているだけではありません。
歴史ある「あぶらかす」の文化を仙台で守りながら、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れる。
それが、自家製麺キリンジという店です。
原価高騰の時代だからこそ、
- 自家製麺で原価を作り変える。
- あぶらかすで唯一無二の価値を生み出す。
- AIとデジタルを活用して新しい表現に挑む。
この三つを武器に、私たちはこれからもラーメンの可能性を追求していきます。
仙台でしか味わえない、唯一無二のカスラーメン。
その一杯を、ぜひ北四番丁の店で体験してみてください。
極太の自家製麺と、あぶらかすの深い旨味が、あなたをお待ちしています。





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